月山湖の崖地に張り付くように建つ隠れ家的風情のそば処。山形・月山「純手打ち 大越そば」

山岳信仰の聖地、月山を主峰とする出羽三山を背にして、豊かな水をたたえる月山湖のほとり、「大越そば」はこの湖の崖地に張り付くように建っている。

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国道112号沿いにある看板を目印に入口は駐車場から山道を少し下ったところにあり、まずは人懐っこい看板犬モックの出迎えを受ける。

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そして玄関から靴を脱いで中へ。ここで、おおっと思わず声を上げてしまう光景がそこにあった。湖が窓一面に映り込み、緑が辺りを覆い尽くしている。陣取ったのは張り出した縁台で、まさに湖をみる為の特等席である。湖から上がってくる風にすっと汗がひいていく。

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「板そば」1050円を注文する。出てきたのは山形式板そばと、漬け物ときのこの小鉢であった。挽きぐるみの二八そばは、太く噛み応えのあるそばだが、田舎そばによくあるざらりとした舌触りはなく、湖を望む縁台に陣取り。自然の風に吹かれながら涼感に満ちた山形そばを手繰る幸せを実感したのである。

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ミシュラン一つ星のモダンな空間で手繰る北海道素材が堪能できる端正なそば。上富良野「まん作」

そばの生産量日本一の北海道は上富良野の市街地に建つウッディな建物が、2012年ミシュラン一つ星のお店「まん作」です。一見するとそば屋とは思えない木の香ゆかしい山小屋風の佇まいの玄関口には緑の暖簾がふわりと揺れる。

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白壁と木の温もりあふれる明るくモダンな内装の店内の隅々まで心配りがなされ、そこに座るだけで気持ちのいい空間です。テーブルや箸箱の備品などにも旭川の工房のものを使用している。

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有田焼の器で供されるそばは、喉越しのよい細めの二八そば。つけ汁もほどよい辛さで昆布だしも効いています。

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北海道素材がいろいろ堪能できるメニューが面白く、赤井川産の豚肉を使った「冷ぶたおろしそば」や滝川産の鴨を使った「鴨せいろそば(冷)」等が並ぶ。冷ぶたとはチャーシューであり、美味い。妻の鴨も美味いらしい。つけ汁も美味しいしかしそば自体は端正すぎるそばであったことが残念である。

 

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