鈴鹿山脈の麓、突如現れるオレンジ色の山小屋風そば処。三重・鈴鹿「そばの華」

以前永源寺での紅葉ドライブの際「石榑峠トンネル」を抜けて三重県に入ったことがあった三重県菰野町と滋賀県東近江の間の県境にまたがる鈴鹿山脈の八風キャンプ場の近くの住宅街に「そばの華」はあります。ネットで三重県の蕎麦やを調べていると蕎麦ごころの琴線に触れてきたそば屋さんである。

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住宅地に突如あらわれるオレンジ色の山小屋風建物は異色の存在であるが中に入るとその色合いはクラシックな調度品とあわさって落ち着いた雰囲気を醸し出しているのがなんとの不思議な感覚です。靴を脱いで店内にはいるのであるが床暖房になっていて気持ちよく、奥の大きな窓から自然林の緑がオレンジの壁に良いアクセントをつけている。テーブル席と囲炉裏席がある。

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メニューは「せいろ(1000円)」の他、天せいろや鴨汁そば、鮎の甘露煮等があったがいつもどおり「そば通」を装い「せいろ」1枚を注文するのである。出てきたそばは粗挽きの十割蕎麦で鈴鹿山麓の伏流水でそば打ちをしているとのこと。 粗挽きなので麺に細かい鬼殻が混じるも、もちもちとした食感にしっかりとしたコシがあり美味であった。そばつゆはキリッとした辛味のある少し濃い目のつゆで蕎麦の甘味を引き出しているように感じた。

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つゆの量もたくさんあったのであるがいかんせん出された蕎麦湯の量が少なすぎる。そばに添えられている黒豆をつまみながら落ち着いた店で蕎麦湯を楽しみたいものです。

 

横浜「一茶庵」で習得した主人が打つそば三昧で勝負する三重・松阪「そば処 荒凡夫」

場所は松阪市内のマックスバリュの敷地内にあり、木の柱で構成されたインパクトのある外観に黄色の暖簾がかかっています。「そば処 荒凡夫」少々変わった店名の意味は「平凡だが自由に生きる男」ということらしい。

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すっきりとした店内はそばの香りが楽しめるように禁煙である。店内のインテリアはシンプル&モダンでテーブルには天井からライトが下がり、くつろげる演出になっており、全20席、カフェのような空間である。しかし個人的感想を言えば蕎麦を食べるという空間ではないような感じがしてどこか落ち着かないのである。

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さてメニューといえば、ざるそばは「ニ八」「十割」「粗挽き十割」も3種類で、楽しみにしていた雑誌に出ていた3種類の蕎麦が食べ比べできる「そば三昧ざる」や、山芋、からみ大根、だしつゆと3種類のつゆにつけて食べる「荒凡夫そば」は只今中止とのこと。

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 仕方なく「ニ八そば」750円を注文する。細打ちの香り豊かで蕎麦の甘味も感じることができる一品であるが小生には少し硬く感じた。おまけにだしつゆが辛いのである。そばゆを飲むには丁度よかったのであるがやはり辛いのである。食べ終えて暫くしてもその辛さが口の中に残っていたのである。

大きく開けた窓と大谷石との美しい空間で味わう繊細な十割そば!三重・名張「そば.けいた」

大阪市内から電車で約1時間、青蓮寺湖や赤目四十八滝などの観光地にもほど近い 青蓮寺ダム上の道を渡り百合丘という新興住宅街の小高い丘のうえの一角に目的の蕎麦屋「そば、けいた」がある。

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ケヤキや椿・利久梅が植えられた緑の庭、一軒カフェかギャラリーを思わせる店舗は、外から見てもどこか温かな空気に満ちている。店内に入ってみると、南西に大きく開けたガラス窓一面に映える庭の緑が目に優しく飛び込んでくる。床には栃木県で採れる大谷石を敷いていて夏は湿気を吸収し、冬は薪ストーブの熱を蓄積してくれる。栃木県宇都宮市の郊外で産出する大谷石は古くから建築資材として用いられてきたがその名が一躍脚光を浴びたのは、米国の建築家フランク・ロイド・ライトが東京・日比谷に旧帝国ホテルを建てる際、自ら望み資材に採用したことである。空間の美しさにほれぼれするお店です。

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メニューはざる700円・天ぷら大600円で小400円・天ざる1100円で他にもそばがきや一品物・日本酒とある。お店の奥様と思しき女性がそば茶をもって注文を聞きにくる。まずはお通しで「きゅうりとにんじんのぬかづけ」とそばつゆが運ばれてきた。薬味は白ねぎとわさび、追加のそばつゆも一緒に陶器の器にいれられてきた。そば猪口も当然陶器である。しかし、しかしである、そば茶のおかわりがちんけなアルミのやかんである。それもめの覚めるようなグリーンのケトルである。天ぷらは季節の夏野菜まんさいで美味しい。

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次に待望のそばが運ばれてきた。陶器の皿にスノコを引いて思ったよりも多目のそばが盛られている。 丸抜きを細かく挽いたものを細打ちした十割そばである。、色、細めんと見た目にも美味しそうな蕎麦なのである。
しかし口に入れたとたん評価は?がついた。原因は麺が乾燥していたことである。 水切りを完璧にした為かそばの表面の水分も飛んでしまい山状に盛られた表面のそばがぼそぼそしていたのである。 適度に水分が残っていた中ほどは美味しかった。蕎麦湯も一番乗りの割には蕎麦湯も結構白く濁っており、追加のそばつゆまで飲んでしまった。

秋・冬限定には「牛汁」ならぬ「鴨汁」1200円です。「鴨汁」も麺はいつもの細打ちの十割そばで綺麗な出来栄えであったが、つけ汁である「鴨汁」が小生には物足りなかったのである。まずつけ汁が薄く感じた。もう少し濃い目でも良いのではないか?鴨から出るはずである油の甘味もなく、ねぎの香ばしさもない。そのためにもともと繊細な細打ちの麺なのでつけて食べても何のインパクトも無くガッカリであった。ねぎが細いように感じたのであるがどうであろうか?

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